ひとことで言うと
人は、甘いものや脂っこいものを食べたくなる本能があります。文明社会にはたくさんの食べ物があります。たくさん食べると嬉しいのですが、太りすぎて早死にしてしまいす。文明社会の中では、人は本能だけでは幸せになれません。食べるのを我慢するという工夫が必要です。これが(肉体面の)ギャップの一例です。
くわしく言うと
大自然向けにできた人の肉体や精神と、現在の文明社会との間にはギャップがあります。まずは、分かりやすい肉体面での例を示します。
人は「甘いものや脂っこいものを食べたくなる本能があり、それを食べると太りやすい体質」にできています。
人が大自然の中で暮らしていたころは、食べ物は乏しいため、できるだけ栄養価の高いものを食べ、それを体に貯蓄することが、生存のために有利でした。このような本能と体質は大自然向けのものです。
現代の文明社会では、栄養価の高い食べ物が豊富にあります。本能に従って甘いものや脂っこいものをたくさん食べると、食べているときは大きな喜びを感じますが、食べすぎると太って成人病になり早死にしてしまうので、生存のためには不利です。生存のためには、程々に食べるよう我慢が必要です。
人の本能や体質は、文明社会には向いていません。文明社会の中では、人は本能だけでは幸せになれません。ギャップを理解し、程々にすることが必要です。
精神面でもギャップがあります。精神面は目に見えず、分かりづらいところがありますので、じっくり説明します。次は『なぜ生きるのか』を読んでください。
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