社会からの苦しみ

ひとことで言うと

他人のアイデンティティの集約である社会常識を、自分のアイデンティティの一部にしていると、自分本来のアイデンティティと矛盾が生じて苦しくなります。社会常識を鵜呑みにする必要はありません。

詳しく言うと

人は、生まれた時からずっと群れに属しています。生まれてからしばらくは家族に属しています。成長過程では学校に属しています。就職してからは社会に属しています。ご近所にも属しています。地域にも属しています。国にも属しています。

人は、本能的に群れる生き物なので、自分がこれらの群れの一員だということを、当たり前すぎて意識していません。家庭や学校や社会やご近所や地域や国家を、自分自身のように感じています。社会自分のアイデンティティの一部としています。

社会からの苦しみ

しかし、社会は他人のアイデンティティの集約なので、自分本来のアイデンティティとは相容れない部分があります。社会を自分のアイデンティティの一部としていると、自分のなかで矛盾が生じて苦しくなります

自分と社会を分ける

アイデンティティには本来的なものはそもそもなく、自分のアイデンティティと、他人のアイデンティティである社会の常識と、どちらが正しいもどちらが間違っているもありません

社会の常識が苦しみの元になるなら、社会の常識を自分のアイデンティティにしなくてもよいのです。社会に囚われなくてよいのです。幸せになるためには、精神的に、自分と社会を分けることが必要です。

(もちろん、生活のために社会は必要です。社会のメリットを利用するのは悪い事ではありません。)

別の要因

苦しみには、別の要因もあります。まず『例題1』を読んでください。


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